[完]バスケ王子に恋をして。
そのあと私は不思議と足が動いて体育館に向かって行った。

私は春樹と咲羅が二人で歩いているところを見た。

その二人はとてもお似合いで涙が出そうだった。

「じゃあね。……私の愛しかった気持ち……。これからはちゃんと応援しないとね……。咲羅と春樹……。この気持ちは封印しないと」

私は自分の胸をポンッとたたいた。

「好きだったよ……」

そう春樹に向かって小声で言い、涙を堪えて体育館を後にした。
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