[完]バスケ王子に恋をして。
「はい!!これ!!」

家に夏恋ちゃんを入れたら、凄い量の花を渡してきた。

「あ……りがと……う。ってかこれってバラ?」

花をよく見てみるとバラっぽい。

「そうだよ!!ピンクのバラ!!花言葉が病気を治すって意味なんだって」
「へー!!そうなんだ」

けっこう意外だった。

「で!!本題に入ろうか」

夏恋ちゃんがソファーに座って真剣な目で私を見る。

「本題?」
「そ、本題!!だって風邪の割には元気だし……。ズル休みでしょ!?」

ギクッ!!

半分怒って私に聞く夏恋ちゃん。

お嬢様顔だから迫力があって怖い……。

「言っておくけど、私に隠しごとなしだからね!!」
「わかったよ……」

仕方なく私はあの出来事を全て夏恋ちゃんに話した。
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