[完]バスケ王子に恋をして。
「おい春樹!!」

うるせーな……

翌日一人でバスケをしていると咲羅に声を掛けられた。

昨日の羽切のセリフが頭の中でリピートする。

ー俺が貰ってもいいんだな?

「クソッ!!」

俺はボールを床に叩きつけた。

「……おい……春樹どーしたんだよ?」

俺の行動にびっくりしているのか目を丸くしている咲羅。

「ああ……別に何でもねーよ」

咲羅に言ったら何かされそうだ。
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