[完]バスケ王子に恋をして。
「お前ら付き合ってんの?
付き合ってるならもっと早く言ってくれよな」

奈未達に向かって俺は笑顔で話し掛けた。

奈未の顔が一瞬歪んだのは気のせいだろうか……。

「ごめん……昨日からだから報告遅くなっちゃった」

なぜか少し震えた声で笑う奈未。

「ごめん……俺ら先行くから」

羽切が奈未の手を引っ張って二人は校舎に入って行った。
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