[完]バスケ王子に恋をして。
「抱きしめてデートに誘うとか……」

俺ならありえねー……。

「で、お前はどうなんだよ?」
「は?」
「お前、今日すげー落ち込んでるからよ」

さすが日向だ……

俺のこと何でも見抜いてる……。

仕方ない……話すか……。

つか、話すつもりで来たんだけどな。


「あー……ついにくっついたのか……」

話が終わると日向は残念そうに呟いた。

キーンコーンカーンコーン♪

チャイムが鳴った。

「よし!!帰るか!!」

立ち上がろうとした瞬間手を引かれた。

「行くのか?」

日向が俺を止めて聞く。
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