[完]バスケ王子に恋をして。
でも……
「お前はどうなるんだよ……?」

咲羅はどうするんだよ……。

「うち!?うちは元から春樹のこと好きじゃねーから大丈夫だ!!」

無理してニッと笑う咲羅。

「嘘だろ?」
「……は!?なわけねーだろ!?春樹って自意識過剰か?」

お腹を抱えて笑う咲羅。

「そんなことしても俺にはわかってんだよ……」
「……春樹……?」

俺に告白してきた咲羅はマジな顔だった……。

だから決めたんだ……。
好きじゃなくても咲羅は本気だから付き合おうって……

「俺の前では無理すんな」

咲羅の頭を安心させるようにポンポンと撫でる。
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