[完]バスケ王子に恋をして。
「はぁー……ごめん夏恋……俺、春樹には隠せれないんだよ」
「うん……もう大丈夫だよ?」

夏恋が日向くんの腕に手を回す。

「俺らは……昨日から付き合ってる」

日向くんの顔が真っ赤になっている。

「ふぅーー!!日向やるーー!!おめでとう!!」

咲羅が若干バカにしながら祝福する。

「「「おめでとー!!」」」

うちら三人も祝福する。

「ありがとうー!!」

夏恋と日向くん……凄い幸せそうだな……

うちも……やっぱり春樹の隣に居たいな……。

チラッと春樹を見る。

春樹は日向くんを笑いながら蹴っている。

そんな姿に自然と笑顔になる。

「奈未」

隣の咲羅が話し掛けてきた。

「ん?」
「ごめんな……?」
「え……?」

何で謝るの……?

「奈未……春樹のこと好きだった……っていうか今も好きなんだろ……?」

何でそんなこと聞くの……?

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