[完]バスケ王子に恋をして。
「で、これからどこに行くんだよ?」
「じゃ、あそこでも行くか」
「ああー!!いいんじゃね?」

春樹の言ったあそこを理解してるのは咲羅だけ……

「あそこってどこですか?」
「ま、着いてきたらわかるよ?」

その言葉通り私達は春樹と咲羅に着いて行った。


が……

「春樹!!これどんだけ歩けば着くんだよ!?」
「あー……3時間くらい?」
「「「「3時間!?」」」」

3時間も歩けないよー……

「ちょっと休憩しようよ……」

もう息が持たない。

「休憩所まであと十分くらいだ。それまで頑張って?」
「無理だよーーーー!!」

十分も歩けない……。

「しょうがないなー……」

誰が呟いた時私の体がふわっと浮いた。

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