[完]バスケ王子に恋をして。
「おいー飯食いに行くぞー」

俺が寝てたら咲羅が起こしに来た。

……もうそんな時間かよ……

時計を見ると7時を過ぎていた。

俺は眠たい目をこすってベッドから起き上がった。

ーゴン

…痛ってー…

足元を見ると大の字で日向が寝てた。

……どこで寝てんだよ……

「おい、日向起きろ。飯食うぞ」

呆れながら日向を起こした。

「…んー…夏恋……」

日向は寝返りをして俺の足に抱きついてくる。

……コイツ……

「夏恋ちゃーん!!日向が呼んでるぞー!!」

大声でドアの外に叫んでやった。

「おい!!ちょ!!春樹!!」

慌てて起きる日向。

「はーい。今行きます」

遠くで夏恋ちゃんの声がした。

「だってよ。お前そんな顔で会えんの?」
「春樹!!」

俺は日向をバカにしながら部屋を出た。

すると夏恋ちゃんとばったり会った。

「日向中にいるよ?」

日向が中にいる部屋を指差した。

「ありがとうございます」

夏恋ちゃんはペコッとお辞儀をして俺の横を通っていった。


……今頃日向どんな顔してんだろ……

若干笑いながらみんながいる部屋に急いだ。


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