[完]バスケ王子に恋をして。
「お腹ペコペコー。早く食べたーい」

奈未がエレベーターの中で嘆く。

俺達は一階のレストランに向かっている。

「はいはい。もう着くから」
「今日も和食?」

日向が咲羅に聞く。

昨日の夜飯は豪華な和食だった。

「いや、今日はバイキングだ」
「バイキング!?やったーー!!」

嬉しそうに手を上げる奈未。

ーチン

エレベーターが一階に着いてドアが開いた。

「行くぞ」

咲羅が歩き出したので俺らも着いていく。

「いらっしゃいませ、咲羅様」

レストランのウェイトレスが咲羅に向かって礼をする。

「こんばんは、うちらの席どこ?」
「一番大きな別室となっております」
「ん、わかったありがとう」

再び咲羅が歩き出したので俺らも着いて行く。
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