[完]バスケ王子に恋をして。
素直になる勇気

デート~奈未side~

「……ん……」

ふと、目が覚めた。

私の頬は濡れている。

……悪い夢……見たからかな……?

まだ辺りは暗闇に包まれている。

時計を見ると1時を回っていた。

……もう一回寝よ……

と思ったけど全然寝れない。

するとパッと周りが明るくなった。

「……キャ!!」

びっくりして声を出してしまった。

いきなり明るくなったからまだ目がちゃんとしていない。

ボヤーっとした中で下を見るとソファーがあった。

え!?私もしかしてソファーで寝てた!?

ソファーから起き上がろうとすると腰が痛くて立てない。

「……痛っ……」
「……奈未?」

その言葉で私は固まった。
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