[完]バスケ王子に恋をして。
「給水!!終わったらすぐさっきのポジションにつけ!!」

体育館に小島先生の声が響き渡った。

「「はい!!」」

みんながこっちに来る。

「どうぞー」

私達は水筒を渡していく。

もう少しで3年生最後の試合がある。

だからか小島先生の雰囲気がピリピリしている。

3年生もだけど……。

いつもは春樹と海斗はレギュラーで出場しているけど3年生最後ということでベンチにも入れない。

二人は違う意味でピリピリしている。

もちろん2年生のいつもレギュラーで出場している先輩も入れないから何か息が揃ってない。

「やっぱりみんな男の子だね……。怒ると怖い……。……日向達も……」

みんながいなくなって夏恋が話し掛けてきた。

やっぱり夏恋もそう思ったらしい……。

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