[完]バスケ王子に恋をして。
「うわー!!やっぱりキングバードは強いねー!!私感動しちゃった!!」
「本当か?」

キングバードは相手チームに15点差をつけて圧勝した。

「本当だよ!!」
「あ…ちょっと俺監督に挨拶してくるな」
「うん」

俺は裏口に向かった。


「おい早く動けよー。バス来てんぞー」
「はい!!」

裏口に行くとバスに乗り込もうとしているみんながいた。

「坂口(さかぐち)コーチ!!」

俺はある一人のコーチを呼んだ。

するとその人はくるっとこっちを向いて

「おー!!春樹じゃん!!元気?」

と言って笑った。

坂口コーチは俺が小一の時から俺専属のコーチだった。

外見は金髪で凄いチャラチャラしてるけどバスケをやると一気に印象が変わる。

「はい!!」
「何?一人で来たのか?」
「いえ……と、友達と二人です」

危ねー……

彼女って言うとこだった……。

もし仮に彼女と言ったら坂口コーチに奈未が取られそうだ……。

って……!!
まずは俺が羽切から奪うんだろーが!!

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