[完]バスケ王子に恋をして。
えっ……?
バッと後ろを振り返る。
そこには……
「何泣いてんだよ」
にっこり笑って座っている彼がいた。
「春……樹?」
「ん?どした?」
「嘘……幻!?」
自分の頬を叩いてみる。
「痛い!!」
激痛が頬に走る。
「バカはどっちだよ」
春樹は私に近づいてきて私の涙を拭う。
「奈未のかわいい顔が台無しじゃん」
ニカッと笑う春樹は前会った時よりカッコいい。
「う″ー……」
「うわ、また泣くのかよ」
「バカァ!!……めっちゃ会いたかったんだから!!」
春樹を思いっきり叩く。
「痛てーよ!!叩くな!!俺だって会いたかったし……ごめんな?」
私をそっと抱きしめる春樹。
その瞬間いつもの香りと温もりが感じられる。
……私はずっとこの温もりに触れたかったんだ……。
「バスケは?」
「今日休み。いつもは練習してたんだけど……余裕が出来たから奈未に会いにきた」
「グスッ……遅すぎ」
「だよなー……俺ら半年以上会ってなかったもんな……あ、試合は来てたか」
「え?いたの知ってるの?」
春樹から離れて春樹を見る。
私春樹に何も言ってないのに……。
「わかるって。しかも奈未毎回同じ席で後ろだから目立つ」
「え!?嘘!?」
「今度からは一番前座れよ?」
そういって私の頭を撫でる春樹。
「わかった……ねぇ春樹?」
「ん?」
春樹は私を後ろから抱きしめる
「このまま時が止まればいいのに……」
「……え?」
「時が止まれば春樹とずっと一緒なのに……春樹と離れなくていいのに……」
春樹の服の袖を強く握る。
「大丈夫だって……」
春樹は私にリップ音を立てて軽くキスをした。
「私……春樹がいないとダメだよ……」
「俺だって奈未のこと考えないとなんも出来ねーよ」
「本当に?」
「あぁ」
「私……わがままになっちゃうよ……」
「わがままになればいいだろ?俺はそのほうが嬉しい」
私も抱きしめながら私の髪で遊ぶ春樹。
「奈未」
「ん?」
「どっかいこ?」
「……え?」
「行きたいんでしょ?デート」
何でわかるの……?
「顔に出てるから……つか、俺も行きたいから行くよ?」
春樹は私を持ち上げてかたぐるまをする。
「キャー!!何!?」
「いいだろ?つか、軽すぎ。もっと食え」
「食べてるもん!!怖いから降ろして!!」
「やーだねー」
春樹は走って階段を降りて行く。
「いやー!!怖い!!降ろしてー!!」
「じゃ、お姫様抱っこでいいの?」
「……いや」
そういった私を見て春樹はニコッと笑って私達は外へと出た。
バッと後ろを振り返る。
そこには……
「何泣いてんだよ」
にっこり笑って座っている彼がいた。
「春……樹?」
「ん?どした?」
「嘘……幻!?」
自分の頬を叩いてみる。
「痛い!!」
激痛が頬に走る。
「バカはどっちだよ」
春樹は私に近づいてきて私の涙を拭う。
「奈未のかわいい顔が台無しじゃん」
ニカッと笑う春樹は前会った時よりカッコいい。
「う″ー……」
「うわ、また泣くのかよ」
「バカァ!!……めっちゃ会いたかったんだから!!」
春樹を思いっきり叩く。
「痛てーよ!!叩くな!!俺だって会いたかったし……ごめんな?」
私をそっと抱きしめる春樹。
その瞬間いつもの香りと温もりが感じられる。
……私はずっとこの温もりに触れたかったんだ……。
「バスケは?」
「今日休み。いつもは練習してたんだけど……余裕が出来たから奈未に会いにきた」
「グスッ……遅すぎ」
「だよなー……俺ら半年以上会ってなかったもんな……あ、試合は来てたか」
「え?いたの知ってるの?」
春樹から離れて春樹を見る。
私春樹に何も言ってないのに……。
「わかるって。しかも奈未毎回同じ席で後ろだから目立つ」
「え!?嘘!?」
「今度からは一番前座れよ?」
そういって私の頭を撫でる春樹。
「わかった……ねぇ春樹?」
「ん?」
春樹は私を後ろから抱きしめる
「このまま時が止まればいいのに……」
「……え?」
「時が止まれば春樹とずっと一緒なのに……春樹と離れなくていいのに……」
春樹の服の袖を強く握る。
「大丈夫だって……」
春樹は私にリップ音を立てて軽くキスをした。
「私……春樹がいないとダメだよ……」
「俺だって奈未のこと考えないとなんも出来ねーよ」
「本当に?」
「あぁ」
「私……わがままになっちゃうよ……」
「わがままになればいいだろ?俺はそのほうが嬉しい」
私も抱きしめながら私の髪で遊ぶ春樹。
「奈未」
「ん?」
「どっかいこ?」
「……え?」
「行きたいんでしょ?デート」
何でわかるの……?
「顔に出てるから……つか、俺も行きたいから行くよ?」
春樹は私を持ち上げてかたぐるまをする。
「キャー!!何!?」
「いいだろ?つか、軽すぎ。もっと食え」
「食べてるもん!!怖いから降ろして!!」
「やーだねー」
春樹は走って階段を降りて行く。
「いやー!!怖い!!降ろしてー!!」
「じゃ、お姫様抱っこでいいの?」
「……いや」
そういった私を見て春樹はニコッと笑って私達は外へと出た。