[完]バスケ王子に恋をして。
「やべっ!!もうバス来てるし!!」

海斗がバス停に走っていった。

あぁ……私は置いてかれるのか……

まさかの初日から遅刻……!?

「すいません。もう一人来るのでちょっと待っていただいてもよろしいですか?」

えっ……?今海斗なんて言った…?

「急げ」

私は引っ張られてバスに乗り込む。

バスの運転手さんは優しくて私を待っていてくれた。

「すいません……」
「間に合ってよかったですね」

運転手さんはニコッと笑った。

「海斗ありがと」
「別に」

海斗はどこか照れながら呟いた。

そうやって何気に優しいとこが好きなんだよなー……
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