[完]バスケ王子に恋をして。
すると羽切が

「帰るぞ」

と言って奈未にカバンを投げた。

「うわ!!」
「ちょっと!!投げないでよ!!」

奈未が怒りながら言っている。


そんな姿にもイライラしてくる……。

「いいから帰るぞ」

羽切が奈未の言葉を軽くかわしてそう言った。

奈未は一瞬ふてくされたがカバンを持って俺に笑顔で
「じゃあね春樹、また明日」

と言って手を振ってきた。

俺はまたドキッとし、奈未にトキメいた。

「じゃあね」

俺も笑顔で手を振った。

奈未達がいなくなって俺は考えた。
さっきのはなんだったのんだよ…。

イライラするし……。


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