[完]バスケ王子に恋をして。
絶望~春樹side~
「私達ってどこかで会ったことありましたっけ?」
君のその言葉には一瞬耳を疑ったよ……。
なんで……?
つい数時間前まで一緒にいただろ?
でも……その様子じゃ何もわかってないんだな……。
俺……何やってんだよ……。
そんな俺に悔しくて涙が出てきた。
「名前教えてくれますか?」
君は不思議そうに興味深そうに聞いてきたね。
だから俺は素直に答えるよ……
「赤織春樹って名前だから。覚えといて?」
「春樹くん?わかった!!」
君は笑顔でそう言って俺を惑わすんだね……。
奈未は俺が傷つけたってね……。
_______________
「奈未危ない!!」
そう言った時にはもう遅かった。
奈未は赤信号のまま横断歩道に飛び出て横には大型トラック。
その時点でもうダメだったんだ……。
その場で倒れ込む奈未。
頭からは真っ赤な血。
そんな奈未を見て、俺はただ立ち尽くすしかなかった。
「あなた大丈夫!?顔が真っ青よ?」
母さんくらいのおばさんが俺を見てそういった。
「大丈夫よ、今救急車呼んだから」
俺は何も出来なかったんだ……。
何時間が過ぎただろう……。
奈未は手術を終えて目が覚めたと言われた。
その結果を仕事で来れない咲羅にメールで知らせる。
そんなことをしていると羽切が俺の元にやってきた。
「奈未のとこ行くか?」
「……でも……」
怖いんだ……傷ついている奈未を見るのを……。
「……いいから入れ」
そんな俺を見て半ば強引に俺を病室に入れた。
「……っ……」
そこには頭にぐるぐる巻きにされている包帯に点滴を繋いで横になったままこっちを見る奈未。
「奈未……」
名前を呼んだ時……俺は酷く後悔した。
ただ……そんな奈未に「ごめんな……?」そんな言葉しか言えなかった。
君のその言葉には一瞬耳を疑ったよ……。
なんで……?
つい数時間前まで一緒にいただろ?
でも……その様子じゃ何もわかってないんだな……。
俺……何やってんだよ……。
そんな俺に悔しくて涙が出てきた。
「名前教えてくれますか?」
君は不思議そうに興味深そうに聞いてきたね。
だから俺は素直に答えるよ……
「赤織春樹って名前だから。覚えといて?」
「春樹くん?わかった!!」
君は笑顔でそう言って俺を惑わすんだね……。
奈未は俺が傷つけたってね……。
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「奈未危ない!!」
そう言った時にはもう遅かった。
奈未は赤信号のまま横断歩道に飛び出て横には大型トラック。
その時点でもうダメだったんだ……。
その場で倒れ込む奈未。
頭からは真っ赤な血。
そんな奈未を見て、俺はただ立ち尽くすしかなかった。
「あなた大丈夫!?顔が真っ青よ?」
母さんくらいのおばさんが俺を見てそういった。
「大丈夫よ、今救急車呼んだから」
俺は何も出来なかったんだ……。
何時間が過ぎただろう……。
奈未は手術を終えて目が覚めたと言われた。
その結果を仕事で来れない咲羅にメールで知らせる。
そんなことをしていると羽切が俺の元にやってきた。
「奈未のとこ行くか?」
「……でも……」
怖いんだ……傷ついている奈未を見るのを……。
「……いいから入れ」
そんな俺を見て半ば強引に俺を病室に入れた。
「……っ……」
そこには頭にぐるぐる巻きにされている包帯に点滴を繋いで横になったままこっちを見る奈未。
「奈未……」
名前を呼んだ時……俺は酷く後悔した。
ただ……そんな奈未に「ごめんな……?」そんな言葉しか言えなかった。