[完]バスケ王子に恋をして。
最終章~自分を捨てる為に……
迷い?間違い?~奈未side~
あれから一週間……
お兄ちゃんと春樹は相変わらずバスケに戻って汗をかいている
そんな忙しい中でも二人は毎日会いに来てくれる
春樹とは私との共通点が多くて面会終了時間まで話し続けている
私もリハビリを始めて毎日辛いけどみんなが会いに来てくれるから頑張れる
そういえば、私の親友の夏恋って人とその彼氏さんの日向って人に会った
私は全然記憶がないのに二人共普通に接してくれて嬉しかった。
夏恋さんは毎日会いに来てくれて大分打ち解けてきた。
それともう一人の私の親友の咲羅って人の写真も見せてもらった
春樹の幼なじみなんだって
すっごい美人さんでテレビを付けたらいつもいて本当にこんな人が私の親友だなんて信じられない
それと……性格がサバサバしていて私の好きなタイプの人。
毎日海斗も会いに来てくて幸せ
早く記憶取り戻したいな……
そんな中私が最近違和感に思っていることがある
それはね…
「ねぇ、春樹のこと教えてよー!!」
「んー……また今度ね」
「えー?」
全然記憶がなかったころの話をしてくれない
ママに
「春樹ってどんな人だったの?」
って聞いても…
「自分で思い出しなさい」
つて答えるし……
……どうして私には誰も教えてくれないの?
そんなことを考えていると……
「奈未ー……って赤織もいるのかよ……」
海斗が部屋に来た。
「悪かったな、俺がいて。じゃ、俺外出てるからどーぞいちゃいちゃして下さいー」
「そりゃどうも」
春樹はゆっくりと部屋から出て行った。
そんな姿に少しだけ寂しいと思ったのは気のせいだろうか……
「奈未」
「ん?何?」
「今日は奈未の好きなゼリー買って来たぞ」
「やったー!!ありがとー」
ゼリーは嬉しいんだけど……なんでだろ……私の心は何かが足りない。
「ねぇ、海斗?」
「ん?」
「春樹ってどんな人だった?」
「……赤織のことは気にしなくていいから」
ほら……みんなそう……
「ねぇ、春樹って昔悪いことでもしたの?」
「どうだろうね」
「なんでみんな私には教えてくれないの?」
「うるせーなぁ……いいからあいつのことなんてもう忘れろ!!」
「なんで?なんで私だけ知っちゃダメなの?酷いよ……」
「あんな奴なんて考えなくていいから俺だけ見てろよ!!」
「私いつでも海斗のことだけ見てるよ!!だけど、なんで私にはっ……ん……」
海斗に強引に口を塞がれた。
なんでだろ……こんな甘い時間なのに……私の頭の中は春樹で一杯だ……
「もう俺の前であいつの話するな」
「うん」
唇が離れた後には何かが物足りない気がした……
お兄ちゃんと春樹は相変わらずバスケに戻って汗をかいている
そんな忙しい中でも二人は毎日会いに来てくれる
春樹とは私との共通点が多くて面会終了時間まで話し続けている
私もリハビリを始めて毎日辛いけどみんなが会いに来てくれるから頑張れる
そういえば、私の親友の夏恋って人とその彼氏さんの日向って人に会った
私は全然記憶がないのに二人共普通に接してくれて嬉しかった。
夏恋さんは毎日会いに来てくれて大分打ち解けてきた。
それともう一人の私の親友の咲羅って人の写真も見せてもらった
春樹の幼なじみなんだって
すっごい美人さんでテレビを付けたらいつもいて本当にこんな人が私の親友だなんて信じられない
それと……性格がサバサバしていて私の好きなタイプの人。
毎日海斗も会いに来てくて幸せ
早く記憶取り戻したいな……
そんな中私が最近違和感に思っていることがある
それはね…
「ねぇ、春樹のこと教えてよー!!」
「んー……また今度ね」
「えー?」
全然記憶がなかったころの話をしてくれない
ママに
「春樹ってどんな人だったの?」
って聞いても…
「自分で思い出しなさい」
つて答えるし……
……どうして私には誰も教えてくれないの?
そんなことを考えていると……
「奈未ー……って赤織もいるのかよ……」
海斗が部屋に来た。
「悪かったな、俺がいて。じゃ、俺外出てるからどーぞいちゃいちゃして下さいー」
「そりゃどうも」
春樹はゆっくりと部屋から出て行った。
そんな姿に少しだけ寂しいと思ったのは気のせいだろうか……
「奈未」
「ん?何?」
「今日は奈未の好きなゼリー買って来たぞ」
「やったー!!ありがとー」
ゼリーは嬉しいんだけど……なんでだろ……私の心は何かが足りない。
「ねぇ、海斗?」
「ん?」
「春樹ってどんな人だった?」
「……赤織のことは気にしなくていいから」
ほら……みんなそう……
「ねぇ、春樹って昔悪いことでもしたの?」
「どうだろうね」
「なんでみんな私には教えてくれないの?」
「うるせーなぁ……いいからあいつのことなんてもう忘れろ!!」
「なんで?なんで私だけ知っちゃダメなの?酷いよ……」
「あんな奴なんて考えなくていいから俺だけ見てろよ!!」
「私いつでも海斗のことだけ見てるよ!!だけど、なんで私にはっ……ん……」
海斗に強引に口を塞がれた。
なんでだろ……こんな甘い時間なのに……私の頭の中は春樹で一杯だ……
「もう俺の前であいつの話するな」
「うん」
唇が離れた後には何かが物足りない気がした……