[完]バスケ王子に恋をして。
「……なんで謝ってんの?」
「私が……傷つけた……」
「え……?」
「本当に……ごめん……」
ーギュッ
ただひたすら泣いている奈未を見てられなくて……気がつくと奈未を抱きしめていた。
「ごめん……なさい……」
「もうわかったから……謝んなくていいから……」
ただ震えている奈未を抱きしめてあげることしか出来なかった……。
「落ち着いた?」
「うん……ありがと」
俺はゆっくりと奈未から離れる。
「私……今日の朝に……思い出したの……」
「そっか……」
「でもその頃はまだ完璧には取り戻してなかったの」
「え?」
「私が記憶を失っていた時の記憶……なくなってたの……」
「……」
「でもね……?さっき海斗が来て思い出したんだ」
「そっか……」
やっぱり俺はあいつには勝てないんだな……。
「海斗と……縁切った」
「……は?」
なんて言った……?
縁切った……?
「海斗のせいで……春樹たくさん傷ついたのに……だから……だから!!」
「ちょっと待って?……どういうこと?」
俺は奈未から全て聞いた。
羽切がやったこと……言ったこと……記憶がなかった時のことを全て……
「……そっか……」
「私も……春樹のことたくさん傷つけた……」
「え……?」
「事故だって……私が勝手になったのに……自分のせいとか思ってるんでしょ?」
「……」
「それは違うの!!だから……そのことは忘れて……?」
「わかった……」
きっと忘れることなんてないんだろうけどな……。
「それと……」
何か言いづらそうにしている奈未。
「ん?どした?」
「……誕生日……おめでとう」
「……え?」
まさかそんなことが言われるなんて思ってなくて驚きの声が出る。
「何も用意してなかったし……約束した場所行けなかったし……」
「別にいいから……奈未が元気そうで何よりだよ……」
その後俺達はたわいの無い話で盛り上がった。
「私が……傷つけた……」
「え……?」
「本当に……ごめん……」
ーギュッ
ただひたすら泣いている奈未を見てられなくて……気がつくと奈未を抱きしめていた。
「ごめん……なさい……」
「もうわかったから……謝んなくていいから……」
ただ震えている奈未を抱きしめてあげることしか出来なかった……。
「落ち着いた?」
「うん……ありがと」
俺はゆっくりと奈未から離れる。
「私……今日の朝に……思い出したの……」
「そっか……」
「でもその頃はまだ完璧には取り戻してなかったの」
「え?」
「私が記憶を失っていた時の記憶……なくなってたの……」
「……」
「でもね……?さっき海斗が来て思い出したんだ」
「そっか……」
やっぱり俺はあいつには勝てないんだな……。
「海斗と……縁切った」
「……は?」
なんて言った……?
縁切った……?
「海斗のせいで……春樹たくさん傷ついたのに……だから……だから!!」
「ちょっと待って?……どういうこと?」
俺は奈未から全て聞いた。
羽切がやったこと……言ったこと……記憶がなかった時のことを全て……
「……そっか……」
「私も……春樹のことたくさん傷つけた……」
「え……?」
「事故だって……私が勝手になったのに……自分のせいとか思ってるんでしょ?」
「……」
「それは違うの!!だから……そのことは忘れて……?」
「わかった……」
きっと忘れることなんてないんだろうけどな……。
「それと……」
何か言いづらそうにしている奈未。
「ん?どした?」
「……誕生日……おめでとう」
「……え?」
まさかそんなことが言われるなんて思ってなくて驚きの声が出る。
「何も用意してなかったし……約束した場所行けなかったし……」
「別にいいから……奈未が元気そうで何よりだよ……」
その後俺達はたわいの無い話で盛り上がった。