[完]バスケ王子に恋をして。
赤い糸~奈未side~
「NANAさん入りまーす」
今日は新曲PVの撮影。
っていうか……私今1ヶ月に一つシングル出してるんだけど……。
今回の新曲はアップテンポの今までにない感じの曲。
自分の心を変えようとするけど上手くいかないという悩める歌詞。
PV撮影は私が仮面とマントを見つめていきなりイントロから暴れだすというシーンで……上手く出来るか心配……。
しかもこのPVはネイルにこだわりがあって私の小さい爪の中にたくさんの芸術が溢れている。
そして私は何とか今日の撮影を終えてロケバスに乗りテレビ局へと向かう。
「奈未」
「はい」
私が携帯をいじっているとマネージャーに話し掛けられた。
「帰り事務所に寄るぞ」
「え?何でですか?」
「……社長が呼んでるんだ」
社長……?
社長に私何かしたっけ……?
「わかりました……」
それから私はバラエティー番組の収録に出演した。
そこで……
「NANAさんはプロバスケットチームの藤峯竜基選手と兄妹なんですよね?」
え……?
私世間にはそんなこと公表していないはず……
そう思ってマネージャーを見ると頷いたのでオッケーサインだと思いお兄ちゃんのことを話した。
「はい、そうですね」
「藤峯選手はどんな人ですか?」
「んー……私と兄は結構歳が離れてるので兄はとても頼りになって優しかったですよ」
「そうですか……藤峯選手は昔からバスケが上手かっただったんですか?」
「私が物心ついた時には凄い上手かったですけど……きっと兄も努力して今の兄がいると思います」
努力しないで才能がある人は努力している人にいつかきっと抜かされるから……。
「あと、咲羅さんと日本のプロバスケットボールエースの赤織春樹選手とは同級生なんですよね?」
今日は新曲PVの撮影。
っていうか……私今1ヶ月に一つシングル出してるんだけど……。
今回の新曲はアップテンポの今までにない感じの曲。
自分の心を変えようとするけど上手くいかないという悩める歌詞。
PV撮影は私が仮面とマントを見つめていきなりイントロから暴れだすというシーンで……上手く出来るか心配……。
しかもこのPVはネイルにこだわりがあって私の小さい爪の中にたくさんの芸術が溢れている。
そして私は何とか今日の撮影を終えてロケバスに乗りテレビ局へと向かう。
「奈未」
「はい」
私が携帯をいじっているとマネージャーに話し掛けられた。
「帰り事務所に寄るぞ」
「え?何でですか?」
「……社長が呼んでるんだ」
社長……?
社長に私何かしたっけ……?
「わかりました……」
それから私はバラエティー番組の収録に出演した。
そこで……
「NANAさんはプロバスケットチームの藤峯竜基選手と兄妹なんですよね?」
え……?
私世間にはそんなこと公表していないはず……
そう思ってマネージャーを見ると頷いたのでオッケーサインだと思いお兄ちゃんのことを話した。
「はい、そうですね」
「藤峯選手はどんな人ですか?」
「んー……私と兄は結構歳が離れてるので兄はとても頼りになって優しかったですよ」
「そうですか……藤峯選手は昔からバスケが上手かっただったんですか?」
「私が物心ついた時には凄い上手かったですけど……きっと兄も努力して今の兄がいると思います」
努力しないで才能がある人は努力している人にいつかきっと抜かされるから……。
「あと、咲羅さんと日本のプロバスケットボールエースの赤織春樹選手とは同級生なんですよね?」