[完]バスケ王子に恋をして。
ーコンコンッ
「失礼します」
私は社長室に入って社長を見る。
「社長呼びましたか?」
「あぁ……そこに座ってくれ……」
社長の顔はいつものにこやかとした顔ではなくて真剣な顔つきでどこか怖い印象を持った。
「なんですか?話って」
「あぁ……実はな……」
社長は一枚の紙を私に見せた。
「っ……!!」
私はその紙に印刷されている写真を見て息が止まった。
「これが今日事務所に送られてきてね……これどこで撮られたかわかるかい?」
「私の……マンションの近くです……」
「そうか……このことは覚えているかい?」
「いえ……ちょっと酔ってて……でも何となくは覚えています……」
その写真は春樹の家に行った後に春樹に送ってもらった時の二人で歩いているもの……。
それと……キスしている写真が大きく張り出されていた。
「彼は……バスケットボール選手の赤織選手だと聞いたが……」
「はい……高校が同じで……」
「彼もバスケ界では有名なんだろう……彼との関係は?」
「……彼氏です……高校から付き合っていて……名古屋に行く前に距離を置いたんですけど忘れられなくて……」
「そうか……まぁ事務所としてはあまりいい記事ではない……だがこれは二人のことだから二人で決めなさい……それと彼とも話をしたいから今呼べるかね?」
え……?
今……?
「多分大丈夫だと思いますけど……今ちょっと聞いてきます」
そういって私は社長室を出て春樹に電話を掛けた。
ープルルル
<はい>
「あ、春樹?今大丈夫?」
<あぁ、大丈夫だけど……どうかしたか?>
「あのね……今から私の事務所に来てくれないかな?」
<え?奈未の事務所?>
明らかにびっくりした声が聞こえる。
「うん……社長が春樹と話したいって言ってるんだけど……これるかな?」
<あぁ、わかった。じゃあ今行くから>
「うん、ごめんね?」
そういって私は電話を切った。
みんなへの申し訳なさとバレてしまった圧迫感で私はその場で一気に足から崩れてしまった。
「失礼します」
私は社長室に入って社長を見る。
「社長呼びましたか?」
「あぁ……そこに座ってくれ……」
社長の顔はいつものにこやかとした顔ではなくて真剣な顔つきでどこか怖い印象を持った。
「なんですか?話って」
「あぁ……実はな……」
社長は一枚の紙を私に見せた。
「っ……!!」
私はその紙に印刷されている写真を見て息が止まった。
「これが今日事務所に送られてきてね……これどこで撮られたかわかるかい?」
「私の……マンションの近くです……」
「そうか……このことは覚えているかい?」
「いえ……ちょっと酔ってて……でも何となくは覚えています……」
その写真は春樹の家に行った後に春樹に送ってもらった時の二人で歩いているもの……。
それと……キスしている写真が大きく張り出されていた。
「彼は……バスケットボール選手の赤織選手だと聞いたが……」
「はい……高校が同じで……」
「彼もバスケ界では有名なんだろう……彼との関係は?」
「……彼氏です……高校から付き合っていて……名古屋に行く前に距離を置いたんですけど忘れられなくて……」
「そうか……まぁ事務所としてはあまりいい記事ではない……だがこれは二人のことだから二人で決めなさい……それと彼とも話をしたいから今呼べるかね?」
え……?
今……?
「多分大丈夫だと思いますけど……今ちょっと聞いてきます」
そういって私は社長室を出て春樹に電話を掛けた。
ープルルル
<はい>
「あ、春樹?今大丈夫?」
<あぁ、大丈夫だけど……どうかしたか?>
「あのね……今から私の事務所に来てくれないかな?」
<え?奈未の事務所?>
明らかにびっくりした声が聞こえる。
「うん……社長が春樹と話したいって言ってるんだけど……これるかな?」
<あぁ、わかった。じゃあ今行くから>
「うん、ごめんね?」
そういって私は電話を切った。
みんなへの申し訳なさとバレてしまった圧迫感で私はその場で一気に足から崩れてしまった。