[完]バスケ王子に恋をして。
番外編No,2 ~咲羅と海斗のその後~
知らないよ……~咲羅side~
「咲羅さーんこっち向いてー」
ーパシャ
「うん、いいねー」
ーパシャ
「その調子その調子」
うちは愛上咲羅。
愛上グループの長女として生まれた。
うちは現在モデルをやっている。
それと……デザイナーも……。
そしてうちは超人気モデル。
独特な性格が人気の秘訣……とか言ってたけど……うちは本当はこんな性格じゃない。
「はーい、休憩」
撮影の休憩時間で私は今までのことを思い返そうか……。
__________
まずうちは……愛上グループの人間ではあるが実の娘ではない……。
世間で言う……養子だろうか……
うちの親はうちが生まれた時に育児放棄した最低な母親。
でもそれを発見して代わりに育てたのがうちの父親。
でもその父親はうちを可愛いがってはくれなかった。
2歳になるとうちは施設に入れられたがそこでもあまり職員に懐くことが出来なくてあまり相手にされたなかった。
物心がついてきて毎日がどうでもよくなった時……うちに眩しい光が訪れた。
「キミ……名前は?」
うちにそう言ってきたのは私のパパ。
つまり愛上グループの社長。
「私?……おじさんに教える必要ないでしょ?」
うちはまだ4歳くらいだったがどこの子供よりもしっかりしていた。
「何か……昔につらいことが遭ったんだね?」
「……おじさんに何がわかるの?私以外にも私みたいにつらいことが遭った人なんて沢山いるから」
うちの学習能力は本当に4歳かって思う程発達していた。
それは……なんでか知らないけど……
「でもキミはここでもつらい思いをしているね?」
「……どうしてそんなことがわかるの?」
「キミの目がそういってるからね……どうだい?僕の家に来ないかい?」
「……え?」
パパはにっこりと微笑んで
「さぁ、キミは僕と一緒に新しいお家に行こう」
私に大きな手を差し伸べてきた。
でも……
「嫌よ。知らない人には着いていかないって言うもの」
「でも……先生方は一緒に着いて行っていいと言っていたよ?」
やっぱり職員はうちのこと何てどうでもよかったんだ……
うちはそう確信した。
「おじさんいい人?」
「あぁ、とっても」
「私……もうどこかに何て行きたくないよ?」
「大丈夫だよ?僕が守るから……」
パパはうちを抱きしめてゆっくりとうちを持ち上げた。
「あったかい……」
パパの体は凄い温かくて……うちはこの人を少しだけ信じられた。
「私……おじさんのとこに行く」
「そうか……じゃあ行こうか?」
パパはうちを大きな車に乗せた。
「僕のことはパパって呼んでね?」
「うん……」
うちはその日から愛上グループの子供となった。
ーパシャ
「うん、いいねー」
ーパシャ
「その調子その調子」
うちは愛上咲羅。
愛上グループの長女として生まれた。
うちは現在モデルをやっている。
それと……デザイナーも……。
そしてうちは超人気モデル。
独特な性格が人気の秘訣……とか言ってたけど……うちは本当はこんな性格じゃない。
「はーい、休憩」
撮影の休憩時間で私は今までのことを思い返そうか……。
__________
まずうちは……愛上グループの人間ではあるが実の娘ではない……。
世間で言う……養子だろうか……
うちの親はうちが生まれた時に育児放棄した最低な母親。
でもそれを発見して代わりに育てたのがうちの父親。
でもその父親はうちを可愛いがってはくれなかった。
2歳になるとうちは施設に入れられたがそこでもあまり職員に懐くことが出来なくてあまり相手にされたなかった。
物心がついてきて毎日がどうでもよくなった時……うちに眩しい光が訪れた。
「キミ……名前は?」
うちにそう言ってきたのは私のパパ。
つまり愛上グループの社長。
「私?……おじさんに教える必要ないでしょ?」
うちはまだ4歳くらいだったがどこの子供よりもしっかりしていた。
「何か……昔につらいことが遭ったんだね?」
「……おじさんに何がわかるの?私以外にも私みたいにつらいことが遭った人なんて沢山いるから」
うちの学習能力は本当に4歳かって思う程発達していた。
それは……なんでか知らないけど……
「でもキミはここでもつらい思いをしているね?」
「……どうしてそんなことがわかるの?」
「キミの目がそういってるからね……どうだい?僕の家に来ないかい?」
「……え?」
パパはにっこりと微笑んで
「さぁ、キミは僕と一緒に新しいお家に行こう」
私に大きな手を差し伸べてきた。
でも……
「嫌よ。知らない人には着いていかないって言うもの」
「でも……先生方は一緒に着いて行っていいと言っていたよ?」
やっぱり職員はうちのこと何てどうでもよかったんだ……
うちはそう確信した。
「おじさんいい人?」
「あぁ、とっても」
「私……もうどこかに何て行きたくないよ?」
「大丈夫だよ?僕が守るから……」
パパはうちを抱きしめてゆっくりとうちを持ち上げた。
「あったかい……」
パパの体は凄い温かくて……うちはこの人を少しだけ信じられた。
「私……おじさんのとこに行く」
「そうか……じゃあ行こうか?」
パパはうちを大きな車に乗せた。
「僕のことはパパって呼んでね?」
「うん……」
うちはその日から愛上グループの子供となった。