[完]バスケ王子に恋をして。
バスケ王子に恋をして。~続編~
会見~奈未side~
ーコツコツ……
私のヒールの音が会場いっぱいに響き渡る……
ーパシャ……パシャ……
眩しいくらいたくさんのカメラのフラッシュ……。
これはいつもと同じ光景……
でも違うのは……隣に真っ直ぐ堂々と立つ……春樹がいること……
「それでは赤織選手とNANAさんからの会見です」
そして私達はゆっくりと椅子に座る。
そして隣で春樹は大きく息を吸った。
「本日はお忙しい中私達の会見に来て頂きありがとうございます」
春樹と共に頭を下げる。
「私達はお互いのブログで公表した通り……高校の時から真剣にお付き合いして頂いております」
その瞬間益々カメラのフラッシュが激しくなる。
「今回こうやって会見をしようと思ったのはこれ以上周りの方々に迷惑を掛けないようにしたかったのと……お互いの仕事に支障が出ないようにしたかったからです」
春樹はいつもと同じようなはっきりとした声で目をカメラや記者に向けて真剣にそう伝えた。
「私達から言えるのは以上です」
そう言って私達から言うことを終えた。
「それでは質問のある方は挙手を」
アナウンサーの声で一気に手が挙がる。
……うわ……すご……
ほぼ全員が手を挙げた。
そして次々に質問をされる中……
「赤織選手とNANAさんは一度も破局したことはないのですか?」
そんな質問を私達にされた。
私は少し戸惑いながらも
「ありませんでした。しかし……私達が一度距離を開けたことはありました」
「それはつまりどういうことですか?」
もしこれを言うならば……私の記憶がなくなった時の話をしないと行けない……
どうしよう……
凄い怖くて手が震えてきた……。
「NANAさん?」
心配そうにアナウンサーが私を見つめる。
ダメだ……
思い出したら頭が痛くなってきた……
お願い……助けて……!!
そう思った時私の意識はもう薄れていた。
私のヒールの音が会場いっぱいに響き渡る……
ーパシャ……パシャ……
眩しいくらいたくさんのカメラのフラッシュ……。
これはいつもと同じ光景……
でも違うのは……隣に真っ直ぐ堂々と立つ……春樹がいること……
「それでは赤織選手とNANAさんからの会見です」
そして私達はゆっくりと椅子に座る。
そして隣で春樹は大きく息を吸った。
「本日はお忙しい中私達の会見に来て頂きありがとうございます」
春樹と共に頭を下げる。
「私達はお互いのブログで公表した通り……高校の時から真剣にお付き合いして頂いております」
その瞬間益々カメラのフラッシュが激しくなる。
「今回こうやって会見をしようと思ったのはこれ以上周りの方々に迷惑を掛けないようにしたかったのと……お互いの仕事に支障が出ないようにしたかったからです」
春樹はいつもと同じようなはっきりとした声で目をカメラや記者に向けて真剣にそう伝えた。
「私達から言えるのは以上です」
そう言って私達から言うことを終えた。
「それでは質問のある方は挙手を」
アナウンサーの声で一気に手が挙がる。
……うわ……すご……
ほぼ全員が手を挙げた。
そして次々に質問をされる中……
「赤織選手とNANAさんは一度も破局したことはないのですか?」
そんな質問を私達にされた。
私は少し戸惑いながらも
「ありませんでした。しかし……私達が一度距離を開けたことはありました」
「それはつまりどういうことですか?」
もしこれを言うならば……私の記憶がなくなった時の話をしないと行けない……
どうしよう……
凄い怖くて手が震えてきた……。
「NANAさん?」
心配そうにアナウンサーが私を見つめる。
ダメだ……
思い出したら頭が痛くなってきた……
お願い……助けて……!!
そう思った時私の意識はもう薄れていた。