[完]バスケ王子に恋をして。
「咲羅ちゃん……」
「別に咲羅でいいよ」

咲羅はクスっと笑った。

咲羅は目が大きくて、色白で、小顔の大人っぽい顔立ちで、黒髪の清楚な感じの人だ。

「わかった!!私は藤峯奈未。奈未って呼んで」
「了解!!よろしく!!」

咲羅はオデコに敬礼の手の形で合図をした。

「一緒に体育館に行くか?」

咲羅が遠慮がちに聞いてきた。

最初はビックリしたけど

「もちろん、いいよ」

と返した。

すると咲羅は嬉しそうに笑った。

「行こ?」

と言ってドアに向かっていった。

「うん!!」

私は咲羅を追って体育館に向かった。
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