[完]バスケ王子に恋をして。
思っただけって…

「恋ってなんだと思う?」

呆れていると変なことを聞かれた。

「難しいこと聞くなー……うーん……人生の勉強的な?」
「めっちゃ重くなってるし!!しかも難し過ぎだろー!!」

咲羅は呆れて爆笑している。

だってそれしか浮かばねーし……。

「ってかさ、そんなこと聞いて…もしかしてお前恋してるとか?」

俺が冗談半分で聞いてみると

「…だとしたらどうする?」

と真剣な顔で答えた。

「まさか…本当に!?」
「悪いかよ」
「へー」

意外だ……咲羅は面倒くさいことが嫌いだから恋なんてしてないと思ってた。
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