[完]バスケ王子に恋をして。
「奈未が海斗のこと好きだとしても?」
その咲羅の一言で俺は歩いていた足を止めた。
「奈未と海斗が両想いだとしても?」
咲羅は続けて話す。
「その恋が叶わないとしても?」
「やめろ」
咲羅が続けて話すのを聞いたことのない俺の低い声が遮った。
「春樹は好きな人が違う人と結ばれるのに思い続けるんだ」
「やめろって言ってんだろ!!」
ーガシャン!!
気が付くと俺は自転車を投げ捨てて咲羅の胸倉を掴んでいた。
咲羅の目を見ると怯えもしないで俺を下から睨んでいた。
「ごめん……」
俺は我に返って咲羅の胸倉から手を放した。
「奈未と海斗が両想いなのは知ってるんだよ……」
俺は弱弱しくその場に座り込んだ。
「でも……俺は……奈未が……好きなんだよ……」
その咲羅の一言で俺は歩いていた足を止めた。
「奈未と海斗が両想いだとしても?」
咲羅は続けて話す。
「その恋が叶わないとしても?」
「やめろ」
咲羅が続けて話すのを聞いたことのない俺の低い声が遮った。
「春樹は好きな人が違う人と結ばれるのに思い続けるんだ」
「やめろって言ってんだろ!!」
ーガシャン!!
気が付くと俺は自転車を投げ捨てて咲羅の胸倉を掴んでいた。
咲羅の目を見ると怯えもしないで俺を下から睨んでいた。
「ごめん……」
俺は我に返って咲羅の胸倉から手を放した。
「奈未と海斗が両想いなのは知ってるんだよ……」
俺は弱弱しくその場に座り込んだ。
「でも……俺は……奈未が……好きなんだよ……」