[完]バスケ王子に恋をして。
「ふーん……。じゃあお前の好きな子とその子が思ってる奴にくっついてほしいわけ?」
「なわけないだろ。なれるならアイツの彼氏になりたかったよ」
「なら告ればいいだろ」
「そうするつもりだった。でもそれはフラれる覚悟で、アイツに会わないようにしなきゃいけないだろ?幸せになってほしいからな」
「そっか……で、お前の好きな奴って誰だよ?」
ニヤニヤして俺にくっついてくる日向。
「気持ちわりぃーな。そのうち教えるから」
俺は日向を突き放した。
「絶対だぞ!!……あっ!!夏恋はダメだぞ!!」
真剣な顔で俺に話す。
「心配すんな。お前の好きな奴を取るつもりはない」
「ば///だから///好きじゃないって言ってんだろ///」
顔を赤くする日向。