幕末の神様〜桜まといし龍の姫〜
浪士組(ここ)にいたい
もし、もしも。
あの時、近藤さんと土方さんの言うことを譲がすんなりと聞いて江戸に戻っていたら、彼女の今後の人生は大きく変わったことだろう。
しかし、彼女はここに残るというだろう。その命が果てるまで、彼女は僕たちと共に在ろうとするだろう。
それがたとえ悲運な道だとしても、僕は望む。
君の手を血で汚すことなく、傍にいることを。
そのためには、僕は心を捨てでもこの組の最強の人斬りになろう。
君が君であるために。