幕末の神様〜桜まといし龍の姫〜






総司は腕をぐっと押し当てる。








(僕は君の心が今でも分からないよ)








どれほど分かりたいと願っても、未だに君の心を見えないんだ。








それが総司の、悩みだった。







流れ続ける時間に身を任せて、君に出会って十二年。










どうしたら、君のことが理解できるんだろうね。










だがその疑問を晴らしてくれる者は誰もいなかった。
















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