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「よりによって縁起悪ィ……」




ボスッと音を立て、投げやりに布団に倒れ込む。

再び眠りに就こうと試みたが、カチ、カチと一定間隔で鳴る妙に耳障りな秒針がそれを許してくれなかった。




「クソっ!!」



苛立ちを押さえられず、ドンッと壁を殴った。

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