永遠 〜海に消えた恋〜
「入って良いぞ。」

入って来たのは、うす茶の背が高い男だった。

顔をあげた時、すぐに分かった。

昨日の人だ!

「天野隆です。東京からきました!よろしくお願いしま〜す☆」

すごい偶然!

まさかこんな所でまた会うなんて。

「じゃあ、席は……南の隣だな。」

綾音だ!

綾音の席は隣が転校して一人だった。

隆は、私の隣を素通りして綾音の席の隣に座った。

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