永遠 〜海に消えた恋〜
クラス全体がまたざわつく。

「嘘…ついたんじゃな〜い。」

花菜が言う。

「気があったから嘘ついて印象つけたかったんでしょ。」

クラスの中で飛び交う言葉。

「違う!本当なの!」

席近くの人に言っても、信じてくれてるのか違うのかよく分からない。

興味を示さず、一人で本読んでる人もいるし、
友達と遊びの約束をしてる人もいる。

どうしてこんなに、この話しにこだわるの。

花菜が仕切って、私の立場を悪くさせようとする。

私が、隆に気があると勘違いしてるみたい。
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