永遠 〜海に消えた恋〜
1 響く声の中で
「ほら〜海美!今日はおもいっきり楽しもう!」

純ちゃんが半酔っ払いで私の背中を叩く。

「もう!純ちゃん。お酒なんか飲むから〜!」

「そうだよ。まったく純は〜。」

綾音が口を尖らせて言う。

「だってお酒だと思わなかったんだも〜ん。ヒック」

「まったくも〜!」

「アハハハハハ♪」

3人の笑い声。

二人といるときが私は一番落ち着く。

お調子者でおもしろい
〔永田純 ながたじゅん〕

しっかり者で優しい
〔南綾音 みなみあやね〕

そして私は
〔水月海美 みづきうみ〕

私達3人は高校2年生で同じクラスになってから大の仲良し!
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