永遠 〜海に消えた恋〜
私達は、何となくだけど仲良くなって、こんなたわいない話しも嬉しいんだ。

「仲良いじゃぁん。海美!」

純ちゃん達がからかいながら言う。

「まぁねぇい♪」

「私ね、海美が新しい恋するなら協力するよ!誰だってね。」

綾音が小声で言った。

「そんなぁ。やだってば〜。
私は、もう恋はしない。しないよ。
分かってるでしょ。
あれが、私の最後の恋だったんだよ。
だから、もう恋はしない。」

私は、少し空を見上げた。

弱くなんかない。

強くなるんだ。

そんな風に思いながら空を眺めた。

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