永遠 〜海に消えた恋〜
こんな遅くなると思わなかった私は、少し走って帰った。

「怒られる〜。」

いつもは通らない暗い路地。

近道……なんだよね。

私は細くて暗い路地をゆっくりと進んだ。

「前、見えないし。」

下を見ながら、ゆっくりゆっくり歩く。

その時、急に後ろから押された。

「キャアァ!!!」

腕をついて倒れた私の目の前に立ちはだかったのは、3人の男だった。
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