永遠 〜海に消えた恋〜
私達は何も会話がないまま歩いた。

私の家に着いた時間は11時すぎをまわっていた。

1時間も泣いてたんだ。

「ありがとう。本当に本当にありがとう。言葉にできないけど、すごくすごく感謝してます。」

「いいえ。次は同じ事が起きないように気をつけろよ!」

助けてもらった事、絶対忘れないから。

「名前は?」

「隆!!天野隆!」

「隆…ありがとね!バイバイ。」

手を振って、別れを告げた。

一日でたくさんの事があった。

襲われそうになって、でも助けてもらって。

こんな風に助けてもらうのは初めてだったから変な気持ちになった。
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