とくに養父母達や赤子の私を知る
一族の女性は怒りを覚えていた

彼女らは愛情深い
一度群れに迎えた存在、
しかも乳飲み子だったのもあり
自身の子を捨て今更と、
怒っていた

また、男衆は自身の番い第一主義
また、女衆と同じく、幼い頃から
私を知り、一族の仲間とし、
尽力してきたのも知っていた
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