小田急線ラヴストーリー
やっぱり今度の理科実験教室は面倒だな…渡された資料に目を配らせ、はたして小さなウリボウ達に精密部品の解体が出来るかどうか不安がつのっていった。フォローもいるからその人に軽く期待してみるか、しかし、まだその時は佐藤と言う人物がハッキリと自分のカニ味噌に整理されていなかった。

どんな人だったかなぁ………あっもしかして模擬授業に出てた人かもね~。帰りの小田急線で一人納得するUぅたを回りの乗客は不思議そうな顔で覗き込む、ふと回りの熱い(痛いともいう)視線に気付いた彼は急いで電車を後にした。

思い出すに彼女は…ノリが良くて、明るい髪、常に喋るの三拍子で完結した………確かに人としては良い感じがするけれども、そこまで深く仲良くするまでも無いか、普通にだな、脳内ローテクコンピュータが弾きだしたA.が頭に浮かぶ。
それに実際に会ってもマリオのジャンプ音真似てる人だしな…理性で勝手な線引きをつけていた。

しかし実験当日、脳内コンピュータのプログラム書き換えが必要だった事を認識させられるのだ…。

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