好きなんて言えないよ。
やっぱだめだ。



そんなこと考えてたら涙が出そうになってしまう。



あたしは二人がいる前だから涙を流さないため必死にちがうことを考えようとした。




だめだ、だめだ。




もう限界…。



と、その時。



あたしがその場を立ち去ろうとした時にある人が現れた。




「翔太〜、お前ユリちゃんに呼ばれてんぞ〜?なんかしたのー?笑」




紺野君に笑いかけながらある同じクラスの男子が歩いてきた。




ちなみにユリちゃんとは社会科の先生で普段はのほほんとしてる怒るとめんどくさい先生だ。





「やっべ、公民のノート出すの忘れてたかも!」



その言葉を聞き焦り出す紺野君。








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