好きなんて言えないよ。
私はその言葉をスルーし、テーブルへと腰をかけた。



ちょうどいいタイミングで降りてきたのかご飯と味噌汁とお箸が机の上に並んでいた。




スクランブルエッグが出てくるとあたしはそれを食べた。



そーして部屋に戻り化粧の準備をする。




紺野君ってどういう人がタイプなのかなって思いながら。



でもそんな事を思ったって化粧が終わった時に見ても普段とあまり変わらなかった。



私は普段二つに縛っている髪を一つでまとめポニーテールにし、お気に入りのドット柄のシュシュでまとめた。




あ、どーしよ、なんか緊張してきた。




学校以外で会うのは初めてだからいつもと違う私服姿の紺野君を想像する。



きっとかっこいいんだろうなぁ。



何て思ってるともう行く時間。



私はお母さんに行ってきますと行って家を後にした。




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