好きなんて言えないよ。
「次は◯◯駅です」



わたしが乗った電車の駅から3駅目の所で私が降りたい駅に着いた。



ふと携帯の画面を見る。



集合の15分前と表示されている。



んー、ちょっと早く着きすぎちゃったかも。


なんて思いながらいると携帯の画面の上にLINEが表示された。



ん、誰だろ?


何て思っていると上に表示されているのは紺野くんだった。


え、なんだろ。



目を丸くしながら文章を読むと



『逢瀬はっけーん♪
時間より少し早いね(^^)』



と言う文字が映し出されていた。



え、紺野君がいる!?



私は車両全体を見渡した。


紺野君らしき人は見当たらない。



あれ??
でも確かに方向的には同じはずだからいてもおかしくないよね?



なんて思いながら見てると



前の車両に私が見たとわかったら手を振っている男の人がいた。



あれ?もしかして紺野君?



薄手のロンTに膝が少し隠れるくらいの短パンを履いている。



首にはリングのネックレス。



それと少し深くキャップをかぶっていた。


やっぱり紺野君だ!


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