好きなんて言えないよ。

「まぁ、俺がいないとダメだって言うならこのグループに入ってやらないこともない」



気を取り直してなぜか仁王立ちでそう言う紺野くんに呆れる間々原君と梨恋ちゃん。



「まぁ、私、間々原君、十和は決定として…あと誰誘う〜？」



そんな紺野くんを無視するかのように梨恋ちゃんがいやったらしく言う。



「んー、俺は高宮とかいいと思うなぁ〜？なぁ、逢瀬〜？」



察したかのように梨恋ちゃんの後に続いて間々原くんも乗った。



「えっとー、うん。いいと思う！」



私もそれに習ってのった。



「なんだよー、みんなしてー！分かったよ、入れて、入れてください、これでいいでしょ！」


観念したように間々原くんが言った。



ふふふ、ほんと面白い。