好きなんて言えないよ。
「え、待って意味がわからない(笑)」


間々原君が笑いながらわたしを見た。



わたしは何も言えずただただおどおどすることしかできない。



「だから、お二人ともお似合いです。って意味だよ。間々原君がんばって!」



そう言うと桜ちゃんはとことこと歩いて行ってしまった。



「…えっ?どうし…え?」



よく分からないけど焦りまくる間々原君。



なんでそんな焦っているのだろう?



と言うかがんばって…?って事は間々原君私の事好きだったりするの?



いやー、それはない。ないないない。



イメージ的に間々原君のタイプはお姉さん的な大人の女性というイメージがある。


私みたいなガキンチョは興味なさそう。



< 167 / 256 >

この作品をシェア

pagetop