好きなんて言えないよ。
夏休み明け。


恋梨ちゃんは私の元に急いでかけてくると衝撃なことを言った。



「ねえ!!!やばいよ、十和!」


焦って私のところへ来たらしく恋梨ちゃんは息切れしている。



ど、どうしたんだろう?



恋梨ちゃんがこんなに急いで私のところへ来るなんて珍しい。



私が驚いた顔をして見ていると



「紺野くん、彼女出来たって!!」



衝撃な事実を私に明かした。



…え?今なんて…?



顔が真っ青になるのがわかる。



どう言うこと。



そして



「それが彼女が…桜ちゃんらしいの!」



あの日、その言葉を告げた恋梨ちゃんの表情を一生私は忘れない。



その時そう思った。



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