好きなんて言えないよ。
「えっと、とりあえずそこを雑巾で拭いてくれる??」



あたしがそう言うと鈴木君は





「よっしゃ、分かった!」




そう言うと紺野君が使っていた雑巾で床を吹き始めた。




こうしてあたしたちは黙々と掃除を始め、それ以来必要最低限しかしゃべらなかった。





そして、掃除が終わったが紺野君が再び理科室に帰ってくる事は無かった。





鈴木君は掃除が終わると観たいテレビがあると言って帰ってしまった。




紺野君の様子見に行った方がいいのかな?





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