好きなんて言えないよ。
いいや、とりあえず教室に行って荷物取ってこよ。




そう思いあたしは自分の教室へと向かった。




あたしが教室へ向かうと誰もいなかった。




あたしがふと自分の席の前の席の紺野君の席を見た。




まだ鞄があり、荷物もまとめてはいなかった。





まだ学校の中にいるんだ。




大丈夫かなぁ?




あたしがそんなことを思いながら紺野君の机を見ていると、




「あ、逢瀬、掃除終わった??」




廊下から紺野君の声が聞こえてきた。



……………!?



ガンガラガッシャン!!!




その声にあたしは驚き、机の上に置いてあったカバンを床に落としてしまった。




そしてその勢いでなかに入っていた物も出てしまった。






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