好きなんて言えないよ。
そして、それでも起きない紺野君に先生は呆れていた。



紺野君の席の前に立つと、先生は教科書で



パンっ




軽く叩いた。





その勢いで起きる紺野君。




そして、周りをキョロキョロしてから先生を見て、




「やっ、やべー!」




そう言って叫んだ。




「何がやばいって?」




先生がそう言って紺野君を睨んでいた。




「あははっ」



周りを見渡しながら焦ってとりあえず笑い出した。




「笑い事じゃないっ!」



その言葉で寝ていた人達が起き、皆が笑った。






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