好きなんて言えないよ。
「ちゃんと考えてよ〜」



そう言って紺野君は考える気はないらしい。



外を眺めている。



「もう、いいですよー!あたしだけで考えるからっ!!!」




あたしはそう言って日直ノートに書き始めると紺野君は心配そうにあたしを見てきた。




「怒ってるー?」




あたしがムスっとしてるのが分かったのか紺野君はあたしの機嫌を取ろうとしてきた。




「………………」





そんな紺野君のことを無視するかのように日直ノートに目を向けている。



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