好きなんて言えないよ。
「あははっ、引っかかった〜」



紺野君はお腹を押さえて大笑いしている。




「騙したなぁっ!!!」




あたしがそう言って紺野君を睨んだ。




「逢瀬、単純すぎ」



ひどすぎるー!!!



けど、けど、逢瀬って呼ばれただけで、こうして笑ってくれているだけで怒ってた事なんか忘れてしまう。



< 74 / 256 >

この作品をシェア

pagetop