叶わないスキ。
彼とわたしはおさななじみで


誰よりも

わたしは彼のことを

知っていた



それなのに

あたしがちょっとずつ

きずいてきた距離を



その“彼女”は

半年や1年で

縮めてしまった



嫉妬しかなかった


あの笑顔を

わたしの知らない子に

向けている




どうして

どうして


どうして



その言葉しかでてこなかった



寝ている家族にばれないように

声を殺して泣いた


かなしくてかなしくて

気がおかしくなりそうだった
< 7 / 11 >

この作品をシェア

pagetop